(以下引用)
本田圭佑選手のワントップは、試合を見たら納得でしたね。よく走って、ためを作って両サイドの松井大輔選手と大久保嘉人選手を生かしてましたね。カメルーンはミスもあって、前半は特に怖くなかった。得点シーンはあれしかないパターンで、3人(松井、大久保、本田)がよくコミュニケーションがとれていることがみえるプレーでしたね。
先制すると硬くなりがちですが、後半も落ち着いてましたね。ただ、15分すぎぐらいから運動量が落ちたので、「早く交代を」と思っていました。岡崎慎司選手、矢野貴章選手の投入は前線からプレスを掛けて、チャンスがあったらいくというメッセージを感じました。
普段は試合をじっと見るタイプですが、後半のロスタイムは「もう、いいだろう」って、周りのサポーターにつられて叫びました。ヒヤッとする場面はありましたが、球際は負けてなかった。あの戦い方なら、次のオランダ戦も「もしかしたら…」って気にさせてくれましたね。
個人的にMVPを挙げるなら松井選手かな。元々注目していましたが、ドリブルでしかけて、キープもして、やってほしいことをやってくれた。ゴールを決めた本田選手へのパスもピンポイントでしたし。冷静にワンチャンスをキメた本田選手は、試合後に「(運を)持ってる」と言ってましたね。いい方に調子に乗ってくれれば、と思います。
勝敗を分けたのは運と気持ちが半々だったと思います。魂が入っているようにみえました。進歩なのか分かりませんが、先制しながら逆転負けしたドイツ大会より、チームの一体感も感じました。全体では90点ぐらいの試合を見せてくれたと思います。初戦で、しかもアウェーのアフリカでの勝利、チームもわれわれも明るくしてくれた大きな意味のある勝利でしたね。
オランダ戦は大胆にいってほしい。守備の時間は初戦よりも長くなるだろうけど、攻めの形を見せてほしいですね。
初戦に出場しなかった中村俊輔選手、中村憲剛選手、森本貴幸選手を見たいですね。特に俊輔選手には出てほしい。それとFW陣の得点を見たいですね。相手の裏に抜けて、カウンターでのゴールを見せてほしいですね。
(引用元:中日スポーツ)
●森田剛(もりた・ごう) 1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。93年にジャニーズ入りし、95年にV6でCDデビュー。97年の大河ドラマ「毛利元就」では少年期の元就を演じたのをはじめ、ドラマ、映画、舞台などでも活躍する。サッカーは中3まで続け、運動神経抜群で98年には日本テレビ系「24時間テレビ」の100キロマラソンを完走した。無精ひげを生やすなどヤンチャなキャラクターで人気。血液型A。