ジャニーズ新世代が台頭

タレントパワーランキング男優編

(以下引用)
ジャニーズ勢が上位を占めるなか7位に入った小栗旬

こども店長”でおなじみ、加藤清史郎はいきなり8位にランクイン
 男優トップ30のうち、半数の15人がジャニーズ勢。相変わらずの強さを見せつけたが、昨年までと比べると、その順位に大異変があった。
 トップ5のうち一昨年は4人、昨年は3人がSMAP勢だったが、今年は嵐が突出。1位の櫻井翔をはじめトップ5に3人がランクイン、メンバー全員が10位までに入り、世代交代を印象づける結果となった。

 ジャニーズ以外でも、小栗旬、妻夫木聡らは昨年に続いてトップ30入り。一方、得点を伸ばして今年新たに30位に入ったのは9人いる。

男優ランキング1~30位
 いきなりの8位は、トヨタ自動車の“こども店長”でおなじみ、加藤清史郎。トヨタのほか、ヤマト運輸大幸薬品など大手企業のCMに起用されたほか、大河ドラマ天地人』、ドラマ任侠ヘルパー』などに出演と、幅広い世代に認知された結果といえよう。

 昨年の60位から20位と大きく躍進した水嶋ヒロは、興行収入興収)19.5億円を記録した主演映画『ドロップ』、平均視聴率20.5%のドラマ『MR.BRAIN』など存在感を発揮しつつ、プライベートでは絢香との結婚も話題となり、順位を押し上げたようだ。30位の三浦春馬も、78位からランクアップ。興収30.2億円の『クローズZERO2』、興収34.8億円の『ごくせん THE MOVIE』と、ワルメンブームに乗っかり支持層を広げた。

 同じく、順位を上げたのが、バラエティーで活躍するユースケ・サンタマリア。昨年は、『20世紀少年 第2章』『少年メリケンサック』を含む4本の映画、平均視聴率19.2%のドラマ『救命病棟24時』に出演するなど、俳優業での活動が目立った。

40代“大人の男”が躍進中
 30位以下を見ると、40歳以上のベテラン勢の奮闘が顕著だ。ドラマ『JIN-仁-』での好演が記憶に新しい大沢たかお、映画『劔岳点の記-』『沈まぬ太陽』、大河ドラマ『龍馬伝』とジャンルを問わず抜群の存在感を見せる香川照之らが順位を伸ばしている。また、主演映画『なくもんか』が興収13.5億円を記録、この4月に40歳になった阿部サダヲもトップ30入り目前だ。大人向けの作品が増えた結果、ベテランたちの出演機会が増えて勢いが増したのだろう。

 一方、若手の注目株は下のマトリックス図中の「NEXTブレイクゾーン」にいる役者たち。2年前に水嶋ヒロ、三浦春馬はここに位置していた。溝端淳平岡田将生山本裕典らは関心度が高く認知度も上がってきており、「今旬ゾーン」目前に迫っている。今年、溝端は映画『NECK』『君が踊る、夏』が、岡田は『告白』『瞬-またたき-』『悪人』『雷桜』に出演。山本は4月17日スタートのドラマ『タンブリング』(TBS系)で初主演、新体操に挑む不良学生を演じた。
(引用元:日経エンタテインメント