ジャニーズ事務所の弱体化!?

ジャニーズ事務所の内情に関する報道が出てきた。
ジャニー社長とメリー副社長の高齢化にともなう藤島ジュリー景子(メリー副社長の娘)へのバトンタッチがスムーズに行われないために、事務所が弱体化してメディアに対する強面が崩れてきたのではないかという噂。たしかに、SMAPの独立騒動はあいかわらず“キナ臭い”ままであるし、これまでやってきたような個人商店的経営では把握しきれないほど、同事務所が肥大化していることは芸能レポーター・梨元勝などもしばしば指摘している(『週刊文春』2007年9月6日号など)
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しかし、同事務所は現在も所属タレントの出演するテレビ番組は週に50本を超え、“ナベプロ帝国”といわれた渡辺プロダクションの隆盛をも上回る。今や2001年度の法人申告所得(連結)は120億円を突破した巨大企業。これは、吉本興業など芸能界の大手ブロだけでなく、あの巨人軍の年商をも上回る額である。それほどの事務所の屋台骨がそう簡単に揺らぐとは考えにくいし、当然、「弱体化」に対してはそれなりに対策も講じていると見た方がいい。


このほど、『ジャニーズ恋愛相関図』(鹿砦社)という書籍が発売された。過去の同事務所所属タレントの熱愛報道をまとめて振り返るものである。同書によると、タレントによって恋愛報道に関する事務所のスタンスが微妙に違うことがわかる。ある所属タレントの熱愛報道は完全否定するが、別のタレントの場合には「友達づきあい」といい、また別のタレントの場合には“黙認”すらしている。
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たとえば、木村拓哉のように、独立問題が取り沙汰されている時は工藤静香との熱愛報道は間もなくして結婚につながった。昨秋、復帰したばかりの赤西仁にゴシップ報道があったが、その後、彼は「有閑倶楽部」というドラマに主役で出演した。結果的に、ゴシップは格好の話題作りになった。東山紀之のゴシップに至っては、事務所も温かく見守っている。40過ぎの独身者にとってゴシップは、むしろそのタレントの男性としての健全さをイメージさせるからかもしれない。
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つまり、結婚・恋愛報道は徹底的に「揉み消す」という単純な管理ではなく、そのタレントの活動の方向性を有利にしたり、事務所内のタレントとの関係をコントロールしたりするために、あえてそれを上手に利用しているとも思える。そう考えると、冒頭のゴシップも、事務所の弱体化と見るのは早計過ぎると思われる。