『本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』が発売


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『本当は怖いジャニーズ・スキャ
ンダル』(鹿砦社)
(以下引用)
ジャニーズオタク必携の書『本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』(ジャニーズ特別取材班著、鹿砦社)が出版されました。恋愛スキャンダル、画像流出、事故、薬物、失言……たまに週刊誌で報じられてもテレビではほとんど報じられることがないジャニーズスキャンダルがすべてまとめられています。現役ジャニーズタレントを知る上で資料的価値の高い1冊。

 前半は、「第1章 ジャニーズ注目動向」「第2章 メディアとスキャンダル」と題し、事務所内の最新の動きを解説。注目は、第1章の後継者問題に関するくだりです。今年82歳になるジャニー喜多川社長の卓越したプロデュース能力を受け継ぐのは誰か、鋭い視点のもと論じています。

本書では、実際に経営を取り仕切っていくことになるのは藤島ジュリー景子副社長だと推察していますが、「ジャニー喜多川は少年愛者として独特の審美眼を備え、女性の心もファンの心も持っている特殊な人物だ。彼のタレント発掘やグループのアレンジ能力は天才的であり、飯島にもジュリーにも近藤(真彦)にも、到底真似のできるものではないし、努力によって身につくものでもない。メリー(編註:ジャニー氏の実姉・メリー喜多川氏)は交換可能だが、ジャニーは交換不能な人材なのである」とも述べています。

 また、「言うことをきかず手のかかるヤンチャなタレントを好まないことでも、やんちゃ坊主好きなジャニー喜多川とは相反している。(中略)ヤンチャ坊主を辛抱強く育ててくれるプロデューサーとして、ジャニー喜多川はジュリーより飯島を買っているともいわれる」と、SMAPの飯島三智マネジャーの動きに注目。現在、SMAPのほかに山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneを手がけているとされる飯島女史は、ジャニーさんのXデー後、彼らを引き連れて独立の可能性も考えられるとか……。トップ交代により経営方針やプロデュース法が変われば、タレントの活動内容やあり方も大きく変わります。好きなタレントをこの先10年、20年と応援し続けていくためにも、後継者は大変重要な問題といえます。

 第3章以降は、個々のタレントのスキャンダルを写真付きで具体的に解説しています。ショッキングなのは、国民的アイドル、嵐のセックススキャンダルを詳細に解説した第4章「AYA騒動」。2010年10月、AV女優のAYAさんが自殺しました。その直後、「週刊文春」2010年11月11日号(文藝春秋)に「『嵐』を喰った女の告白」という記事が掲載されました。内容は、彼女が生前語ったとされる、松本潤、二宮和也、相葉雅紀、大野智ら多数のジャニーズタレントとの愛欲の日々の思い出話と交際を裏付ける衝撃的な写真の数々です。覚えている方も多いのではないでしょうか。

 本書は、「週刊文春」の記事と併せて、08年に週刊誌に掲載された櫻井翔と松本潤のJr.時代の4P疑惑写真、大野智の大麻3P疑惑写真を振り返り、後者の情報元も彼女だったと述べています。AYAがいかにしてジャニーズタレントたちに食い込んでいったか、彼らとの秘めごとを彼女はなぜ週刊誌に売ったのか、彼女が売った写真とは別に、彼女の意図せぬところで写真が流出したのはなぜか、そして、彼女はなぜ自殺しなければならなかったのか、数々の謎がすべて明らかになっています。ファンには厳しい現実ですが、華やかなジャニーズタレントの闇の一面を語る際、彼女の存在は避けて通れません。

 AYA騒動を含めて過去のスキャンダルについて、ファンは「認めたくない」「知りたくない」という思いがあるかもしれません。しかし、スキャンダルを知ることで、「ジャニーズタレントも人間だ」と親しみを覚えるという意外な効用もあります。法に触れるような疑惑が本当なら大問題ですが、ちょっとした油断による失敗、異性に対する抑えがたい欲望……私たちと同じごく普通の人間的で汚らしい感情や経験を抱えながら、それでもステージの上では王子様となって輝き美しい夢を見せてくれる。彼らのその素晴らしい仕事ぶりに敬意を表したい。読むのはつらいけれども、スキャンダルを知ることで、かえってジャニーズタレントへの愛情が深まるはずです。
(引用元:サイゾーウーマン)