「KinKi Kids」の堂本剛(30)がデビュー以来、初めての危機に直面しているという。
メーンMCを務める「24CH△NNEL」(テレビ朝日系)が、3月31日深夜の放送をもって打ち切られることになった。
(以下引用)
剛はこの番組をかなり気に入っていただけに、ショックの度合いは計り知れない。「24CH△NNEL」は、2002年10月から放送されていた「堂本剛の正直しんどい」が09年9月で終了したのに伴い、バトンタッチする形で同年10月からスタートした。放送時間は水曜日25時21分から。30分のバラエティー枠を2番組に分割した編成の前半15分で、後半は同じジャニーズの関ジャニ∞がMCの「関パニ」だ。この「関パニ」も3月31日深夜の放送で最終回を迎える。「『24CH――』はスタッフは異なるものの、番組の雰囲気は『正直――』と似ており、剛は『正直――』同様に企画も担当していました。それだけに、この番組のスケジュールを優先して音楽活動をしてきたと聞いています。それが打ち切りですからね。かなりへこんでいましたよ」(制作プロ関係者)
打ち切り原因は、2~4%という低視聴率と制作費の削減。視聴率でTBSと最下位争いを繰り広げるテレ朝にとって、制作費の削減は重要課題の一つなのだ。もっとも以前のジャニーズ事務所なら打ち切りに対し、かなり強行な圧力を掛けてきたはずなのだが・・・。「『関パニ』も終了しますが、関ジャニ∞にとって初めての全国ネット冠バラエティー番組『冒険JAPAN!関ジャニ∞MAP』が同じテレビ朝日系で4月(日曜午前9時30分~10時)から始まりますからね。だから、ジャニーズ側も強く出ることができないんです。つまり関ジャニ∞と剛が天秤に掛けられたということですよ」(前出の制作プロ関係者)
今後の剛だが、音楽活動を中心にスケジュールを埋めていくという。もっともこんな話も――。「KinKi Kidsの唯一のレギュラー番組『新堂本兄弟』(フジテレビ系)も秋以降、打ち切り説がささやかれています」(同制作プロ関係者)今年はKinKi Kidsにとって正念場になる年となるかもしれない。
(引用元:東スポ)
100年に1度の大不況とも言われる昨今だが、テレビ朝日も例外ではなく、2009年秋の改編で深夜番組を大幅に打ち切る荒療治に出ざるを得なかった。23時台の「お試しかっ!」、「『ぷっ』すま」、「シルシルミシル」、「アメトーーク」はかろうじて継続が決まったが、24時台以降の名物バラエティー番組は次々と打ち切られた。3年間以上も続いてきた「爆笑問題の検索ちゃん」や「アドレな!ガレッジ」、「草野☆キッド」などに加え、約7年間続いた「堂本剛の正直しんどい」も打ち切り。
ポッカリと空いた24時台には、ヒット商品などをランキング形式で紹介する番組「お願い!ランキング」が据えられた。剛のショックは相当なものだったと思われるが、テレビ朝日もさすがに剛の貢献度に敬意を表したのか、後番組「24CH△NNEL」を用意して手を打ったようだ。しかし放送開始時間が25時台とさらに深夜帯となったうえに、放送時間も「正直しんどい」から15分短縮(15分番組)と、剛にとって苦しい状況に替わりはなかったようだ。
視聴率が回復基調にあればまだわからなかったかもしれないが、結局「24CH――」も約半年で打ち切りに。関ジャニ∞に新番組をさらわれた形になったというから、これも世代交代だろうか。「24CH――」は、剛が「人生の中で叶えたい100のこと」を一つ一つクリアしていく番組のようだが、まだ半分も終わっていない。