ジャニーズをバレーで起用するのは?

バレーボールW杯と言えば、ジャニーズのタレントが、スペシャルサポーターを務める。
昨年11月に開催されたときは、「Hey! Say! JUMP」がサポーターを務め、平均視聴率20.9%という結果を残した。同大会は、95年のV6以来、4年ごとの開催のたびにジャニーズ新グループのデビューの場となっているが、そもそもなぜジャニーズとバレーボールという組み合わせなのか?

(以下引用)
「人気が低迷していたバレーボール協会に、『ジャニーズを使わないか?』と電通側から持ちかけたのが発端のようです。その仕掛けに、同協会とフジテレビが乗ったという格好。ジャニーズファンが会場に押し寄せて観客動員数が爆発的に増え、視聴率も上がった。まさに“奥の手”という感じでしたね」(広告代理店関係者) だが当初、ジャニーズ、フジ、電通が一体となった同大会は、ほかのスポーツ関係者からは奇異に見えたという。

「サッカーや野球関係者は失笑していましたよ。『スポーツの現場にタレントなんか招き入れて(笑)』という雰囲気がありました」(スポーツ紙記者)

しかし時は過ぎ、香取慎吾はサッカー日本代表の応援団長、中居正広は野球五輪代表をサポート。フィギュアスケート中継には国分太一。かつての“失笑”はどこへやら、ジャニーズはスポーツ界全体にますます侵食している。

「スポーツビジネスの巨大化とともに、テレビ局、広告代理店の影響力が強くなったことが一番の要因ですね。人気のあるタレントを使って視聴率を稼げば、スポンサーからの広告収入も当然大きくなる。代理店も、サッカーの場合、日本代表は電通、Jリーグは博報堂というすみ分けがあり、バレーボールでも同じように、フジテレビは電通、TBSは博報堂と分担されているみたいです。

(TBS放映のバレーボール世界選手権では、WaTとハロー!プロジェクトがサポーター)ジャニーズが登場する中継は、電通が絡んでいると思って、ほぼ間違いありません」(前出・広告代理店関係者)
(引用元:日刊サイゾー)

純粋にスポーツを楽しみたい人にとっては、ジャニーズの歌やタレントたちのトークは不必要と感じるでしょう。しかし、スポーツ業界もビジネス巨大化のためにその力に頼らざるを得ないのが現状なのでしょう。