タッキー&翼の今井翼(31)が26日、静岡・三島市の日本大学三島キャンパスで一日講師を務め、国際関係学部の学生400人にスペイン語の熱血講義を行った。
(以下引用)
2007年8月に同国でフラメンコの修業を行い、昨年は日本人初の「スペイン文化特使」に就任。豊富な知識を生かした講義で、大学側から絶賛された。ジャニーズ事務所でも初の試みで、今井は充実感を漂わせた。
新調したグレーのスーツで“翼先生”が登場すると、学生400人から大歓声があがった。
「Hola!(オラ)」。スペイン語で「こんにちは」を意味する言葉を披露すると、教室を見渡し「大学にくるのは初めての経験。歴史ある日本大学に、講師として立てることをありがたく感じています」と力を込めた。
冒頭にスペインへの思いや、自身が踊ったフラメンコの映像で学生をリラックスさせ、つかみはOK。続けて「スペインで役立つ2つの動詞を教えます」と語学の講義へ。学生には事前に自身が作成した教材が配られ、基本的な動詞の活用を例文を用いて説明した。
1年生中心の初級コースだが、アイドルとは思えぬ本格講義に、学生は真剣な表情でペンを走らせた。最後の質疑応答では気さくなトークや男子学生と“欧州流”のハグをするなど、サービス精神たっぷりの90分間。1年の森下大輔さん(19)は「新鮮でした。スペインをもっと知りたい」と感激した。
翼は2007年に舞台用のフラメンコの修行でスペインに行ったのを契機に、同国に魅了。語学も勉強し、11年にNHK「テレビでスペイン語」のナビゲーターも経験した。この番組の講師だったのが日大学国際関係学部の角田(すみた)哲康教授(50)で、一日講師として呼ばれた。
角田教授は、翼について「よく練り上げられた内容。120点をあげたい」と高評価し、私見ながら「将来的には定期的に通って講義していただく客員教授になっていただきたい」と絶賛。翼も「クセになりますね。(講師は)ジャニーズ事務所で初のようですが、人がやらなかったことを開拓することに魅力を感じます。またやりたいです」と笑顔が弾けた。
芸能人が、大学の一日講師を務めるのは珍しいケース。それでも、授業の感想をリポートで提出してもらうことになり、「全部に目を通して、メッセージを添えてお返ししたい」。すっかり講師の顔に変身していた。
★教壇で披露する予定が…盲腸で断念
今井はこの7年間で、スペインに20回ほど訪れたという。今では現地で踊るほどフラメンコも上達し、この日も教壇で披露する予定だった。しかし、先週末に盲腸を患い、断念。「手術ではなく、薬で散らしたんですけど、無理はできなかった…」と残念そうに告白した。
(引用元:サンスポ)